某社で管理されているマンションの役員様から、“管理会社の一方的な様式と説明ばかりで、何度お願いしても分かりやすい資料を作ってくれないし説明も無い。不信感が募っているので管理会社を変更したい”と相談を受けました。
当社で作成している会計資料、理事会資料のサンプルなどをお見せして、ご要望に柔軟に対応出来る方針であることをご説明したところ、総会を開いて当社への管理変更を決断して頂けました。
その後は毎月理事会を開き、当社で資料を作成して提出していますが、月次会計報告、業務報告、協議事項・議題など“とても分かりやすくて素人でも理解できる”と好評です。
“短時間の買い物から帰宅し、鍵を開けてドアを開けようとしたところ、中からドアロック(ドアチェーン)が掛けられている。もしかしたら何者かが侵入し室内を物色しているかも知れない”との連絡が入りました。
現場に到着すると、そこは7階でベランダが無く、外部からの侵入は不可能な状況でした。外部からドアロックを外す処置を実施して室内を捜索しましたが、侵入され形跡は一切無く、ひとまず安心です。
原因を探るため様々なテストを試みたところ、ドアロックを宙ぶらりんの状態でドアを強く閉めると、はずみでロックが掛かってしまう事がわかりました。
居住者にはドアの開閉に注意して頂くようご説明しました。
居住者から、“洗面台で手を洗おうと蛇口をひねったところ水が出ない、流し台の蛇口からもやはり出ない”“マンション全体で断水しているのかと思い、他の居住者に聞いてみると、そのお宅では通常通りに水が出ている”との連絡が入りました。
現地を調べてみると、当該お部屋の給水バルブ(パイプスペースにあります)が閉まっていることが分かり、バルブを開放して復旧しました。
後日、追跡調査を行ったところ、隣室(空き部屋)を管理する仲介業者が冬期間の凍結に備えて、間違って通報者宅の給水バルブを閉めてしまった事が判明しました。
※給水バルブの開閉は、管理員に一言お声掛けをお願いします!
連日氷点下が続く2月、めずらしく暖気となったこの日の夜に、最上階の居住者から“天井から水が漏れてきた”と連絡が入りました。
現地を調べてみると、暖気の影響で降り積もった雪が融けて、屋上一面がプールの様になっていました。
なぜ排水されないのだろう?と排水口を調べてみると、そこだけが凍結して塞がっており、溢れた水が劣化した防水層の弱いところから差し込み、漏水したことが分かりました。
直ちに排水口の氷を砕き、溜まった水を全て排水したところ漏水は止まりました。また幸いなことに、水で濡れた箇所は拭き取れば分からなくなる程度の軽微な被害でした。
屋上防水は翌年、管理組合と協議して全面改修することになりました。
居住者から、帰宅して1階でエレベーターを呼んだところ“カゴ内で大量の水が雨のように降っている”と連絡が入りました。
居住者には絶対にエレベーターに乗らず階段を利用して頂くようにお伝えし、現地へ急行して調べたところ、5階の部屋の扉の下から廊下に大量の水が漏れ出て、その水がエレベーターまで流れ落ちていることが判明しました。
そのお部屋の方は不在だったため、止むを得ず直ちに給水バルブを閉め、廊下に溜まった水を処理して被害の拡大を防止し、エレベーター保守業者が点検と漏水の処置を施し復旧しました。
後日分かったことですが、水が漏れてしまった原因は、留守中に洗濯機の給水ホースが外れてしまい、溢れかえった水が流れ出てしまったものでした。
早朝、5階の居住者から“ベランダの柵が全部落ちそうなので何とかしてほしい”と連絡が入りました。通報者は若い女性で、電話越しに尋常ではない状態である事が伝わってきたため、直ちに現場に急行したところ・・・全長7~8メートル程の柵(しかも1メートル四方のガラスが3枚もはめ込まれた状態)の根元が腐食したため、片側の柱に、2本のボルトだけでぶら下がっていたのです。
すぐさま空中にぶら下がっている柵を引き上げ、柵のあらゆる箇所を持参したロープで固定し、当日中に、施工業者に当該柵の復旧工事を行なって、全戸のベランダ柵の点検を実施しました。